2年前、アナの母親が、カナダ人のジョージと結婚した。その結婚式に参加するために、日本からフィリピンに渡った。結婚式の前日の夜に着いた。
今回の宿泊は、ジョージとアナの母親が泊まるホテルに、泊まった。部屋は隣であった。アナの母親が手配してくれたという。自分でホテルを手配しようかなと考えていたので、助かった。アナの母親のご厚意に甘えることにした。
無事、結婚式は終わり、そのあと、日本に帰国した。
その後、アナから連絡が来た。

お母さんが、「けんたが泊まったホテルの宿泊代が欲しい」と言っている。

「えっ、どういうこと、ジョージ側が払ってくれたんじゃないの?」
しばらく、放置しておいた。
そうして、何回か請求が来たあと、また、アナから、連絡が来た。

お母さんからまた、催促が来た。「けんた、早く、ホテル代払って」って
おい、おい、おい、
それはないだろ、
はるばる、重くて、かさばるお土産をもって、日本から結婚式に参加するためにフィリピンに来たのに、娘の彼氏のホテル代も請求するのか? 日本では考えられないだろ?

アナ、納得いかない。絶対払わないぞ。

困ったなあ、じゃ、私が払うわ。
それも違うだろ。なぜ、アナが払わないといけないのだ。
頭に来て、ジョージに、メールした。そうしたら、返事が来て、チャットした。

ジョージ、日本では、海外から来た息子や娘の恋人に対して、ホテル代など請求しないが、カナダでは請求するのか? アナの母親から請求が来ているよ。
ジョージは、びっくりしたようだ。ジョージは、自分の妻が、私たちのホテルを手配したこと自体知らなかったようだ。そして、そのホテル代を請求しているとは知らなかったようだ。
それは、こっちもお見通しだ。ジョージがホテル代を請求するわけがない。要は、こっちがジョージにチクったのだ。
アナの母親が参戦してきた。ジョージと一緒にいたのだ。
アナの母親よ、ついに出てきたか
びっくりしたかい。
ジョージ: もちろん、けんたは払う必要がない。問題ない。
(そう言うのはわかってるよ、ジョージ ♡)
アナの母親: 「私は、ホテル代を請求していないよ。大丈夫、けんたは払う必要がない。」
おい、おい、おい、嘘つくな。
何回もアナを通して、ホテル代を請求していたじゃないか。
カチーン
やはり、フィリピン人よ、嘘をついてきたか。
さあ、あなたが、最後にアナに催促してきたこのスクリーンショットをジョージに出すぞ。
そうしたら、あなたは、もう、
終わりDEATH

(次回に続く)
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